2011年3月11日の震災がきっかけで「仙台金時」が誕生しました。
産みの親は濱松彰宏さん(54歳)。
復興のお手伝いで徳島から2011年12月に仙台に来ました。
当初は仮設住宅に携わってましたが
「被災地の農業を元気にする」という夢を持つようになりました。
彼の地元は高級ブランド鳴門金時が有名です。
さつまいもは小さな耕運機が1台あれば栽培でき、
津波で農機具を失った農家さんにも勧められる。
塩害にも強く塩分で甘いさつまいもが出来るので
まさに一石二鳥にもなると考えました。
こうして「仙台金時」は産声を上げました。
当初は彼に賛同した農家6人からスタートしたものの、思うように育たなかったり、
知名度が無くて売れなかったりと、まだまだ苦戦の連続ですが、
少しずつ濱松さんの想いを理解して協力者も増えてきました。
そうした想いが通じて、野菜ソムリエの皆さんをはじめ、沢山の協力者のおかげで、
2016年11月からイービーンズさんの場所をお借りして
「仙台金時」の焼き芋を販売出来ることになりました。
今までの活動を理解していただき、
河北新報さんやミヤギテレビの「ohバンデス」でも取り上げていただき、
多くの方に仙台金時の焼き芋を食べていただきました。
程よい甘みとしっとりした食感はまさに絶品。
さつまいも特有の繊維質が無いので
後味の良さと食べやすさが「仙台金時」の特徴です。
たくさんの方々に召し上がって頂き、
スイーツ等いろんな料理に使っていただければ幸いです。